「寒暖差が激しく体調管理が難しいですが、動きやすい良い季節!秋を満喫しましょう!」
「サワリ」とは?
民族楽器などに多く見られるある種の装飾音効果のことをいい、その名の通り本来の振動が何かに触って生じる雑音を効果に転じたものです。
民族楽器の多くは、独奏が主体でそれぞれの存在感を出すために個性のある音が求められましたが、それに対し、19世紀以降のオーケストラで用いられてきた洋楽器は、合奏上の調和の必要から澄んだ安定した立ち上がりのよい音が求められてきました。その結果、民族楽器では、重要な個性のひとつとして、「サワリ」が追求されました。
ある観点から見れば「雑音」になってしまうのかもしれないこの独特の「サワリ」の効果は、民族楽器においては輝かしい豊かな音色なのです。
私たちは、障碍を持つ者も持たない者も、この社会を構成する豊かな音色なのだというという思いから、「サワリ」と命名しました。