1 12月

とこしえに続く「愛」

先日、葬儀にメッセージを頼まれ、ある地方にでかけた。喪主である妻は、召された夫の愛を感じることができなかった時代があったかもしれないが、『パパ、ありがとう…』と続く言葉の中に、はかりしれない想い出が一杯つまっていた。
今、この妻は、召された夫を前にして、つきることのない魂と触れ合いながら語り合い、赦しあい、愛し合う生き方を証していると感じながら、傾聴する私がいた。
人間の本質を見た気がしてならなかった。それは、とこしえに煌めき輝く魂は見えない世界であり、沈黙するが、とこしえに続く『愛』満ちる世界であると慰めをうける時となった。