5 12月

自然に生きる

今、山林にかこまれて生きて、歳かさね、自然の厳しさの中で、田畑で野菜と米つくりをしてきた村人との出会いがある。私が体験してきた人生と違うから、学ぶことが多い。
先祖代々受け継いできた田畑があれはてているところが目立つ。後を受け継ぐ者がいないようだ。「もう自分はできない」と、訴える声が聞こえてくる。自然の風吹く中で静かに傾聴する。「もし、その田畑が利用できるなら、使わないか。」とさそわれるが、そこには強欲さなく、田畑がいきかえることを願う祈りがある。
人は自然にかえり、自然に生きるのが、しあわせと感じている私には心に響く。自然にかえり、自然の中で取り組むことが必要な人達のために、何かプログラムがうまれないかと思いながら帰路につく。