14 3月

「二元論の魅力と誘惑」

私の宇宙空間にはマイナスの連鎖はありえない。言い換えるとプラスの連鎖もありえない。マイナスかプラスか。白か黒か。この二元論こそが人生観や存在論、そして、世界観などすべての宇宙観を創造していく時の落とし穴となることを忘れてはならないと自らを戒める。何故ならば、それこそが支配者の…いじめ論理のなにものでもないからである。
人類にとってゼロの連鎖こそが、すべてのクリエイティブな価値観の基で求められる平和と正義の幕開けとなる。
たとえ、ひとにぎりの人間存在であったとしても、二元論の魅力に誘惑されることなく、いつでもゼロに立ち返ることができるならば、これほど幸いなことがどこにあるのかと自得する。
私はすべての可能性を信じて諦めない。
そこに生きるしか、私の『寄留の民』としての道はほかにない。

1,寄留⇒一時的に他の土地や国または他人の家に身を寄せて住むこと。
2,二元⇒もととなるものが二つあること。
3,連鎖⇒くさりのようにつながっていること。また、そのつながり。
4,自得⇒自分の力で十分に理解して自分のものにすること。