19 12月

「深い恩恵」

『非の打ち所がない=まったく欠点がない』
そんな人間がどこにいるのか。
人からうけた厚恩(こうおん=人から受けた深い恩恵)を忘れて、その隣人を許すことも、受け入れることもできないで葛藤する若輩者。それが若き日の私であった。
今、想えば、なんと傲慢な人間であったかと反省してもしきれない。
ただ、ただ祈る。ゆるされて生きる『今』を与えたまえと…。
『今は昔』でおわれない。終わって終われる人生ではない。