16 11月

精神界における〈存在的本質〉に迫る

精神界で生かされている隣人たちよ。この世の厳しさの中で〈苦労〉することを、喜ぶ隣人たちが、精神界に〈存在〉する、と思いますか。もしも、そのような隣人が、〈存在〉する、とするならば、「愚の骨頂」としか謂えませんね。「若い時の苦労は買ってでもせよ」と謂う一節がありますが、精神界に生きる隣人たちは、歳を重ねていようが、若かろうが、〈苦労〉を避けなくてなりません。ここで謂うところの〈苦労〉を〈苦悩〉と変換してもかまわないが、精神の次元における〈苦悩〉の「回復」を第一義的目的した「サバイバル人生」からの《解放》が、精神界に関係する〈個々〉の《存在的本質》であるからです。