4 12月

「沈黙の神」の業

精神界での出逢いがあって、それからの21年の間に〈個〉の心の傷が癒されて恵みの人生となった。在日二世の私が「偏見」と「差別」におかれていたが、精神界に生かされている人たちへの「偏見」と「差別」に重なったことが、逆に、深い意味ある人生につながったといえる。
つまり、〈個々〉への「偏見」と「差別」が、心の傷を残すことなく、逆に、心の恵みに変換されるという〈逆接的人生〉が添えられることになったのだ、まさに「沈黙の神」の《愛》の業である。