21 2月

精神界の人たちよ。《カイロス》に属する〈今〉と謂う《時》に生きて「回復」を目指せよ!

誰に対しても謂えることだが、「自己の根源的愛」なしでは、精神界における「回復」の道が閉ざされて、迷路の中でさまよい歩き疲れるだけさ。それだけではないのだ。迷路の中で歪んだ人間性の形成がなされてゆくのだ。「回復」への光を感じさせてくれる〈今〉が《カイロス》の《時》である。〈個〉が謂うところの〈今〉と謂う《時》が断絶されることはない。何故ならば、〈クロノス〉と謂う自分が時計で確認できる〈今〉と謂う〈時〉ではなく、《カイロス》と謂う自分が感じる別次元の《時》を意味しているからだ。ところで、「自己の根源的愛」と謂うのを変換すれば、《カイロス》と謂う別次元で謂うところの「普遍的愛」である。
〔特記:古代ギリシャ語で時、又は、時間には、クロノスとカイロスと謂う二つの表現がある。シンプルに違いを説明すると、前者は、時計の時間を意味する。後者は、時計の時間を超越した「自分が感じる別次元の時」を意味する〕