12 3月

〈個〉の沈黙の重みが〈個〉の存在感の重み

〈個〉の私は精神界に招かれた〈存在〉であると受けとめている。しかし、何をもってして向き合うのかという壁に何度も何度もぶちあたった〈個〉であった。その途上で「言葉」を重ねて向き合うことだけが向き合うことではないということが、徐々に解ってきた。つまり、「言葉」以上に、お互いの存在感をもってして向き合うことに重みがあるのではないかと考えるようになった。言い方を変換すれば、存在感とは、沈黙の次元にある姿である。故に、向き合う〈個〉の沈黙の重みが〈個〉の存在感の重みといえるのだ。