春が待ち遠しい〈個〉である。つまりだね。冬の寒さに耐えぬいて、色鮮やかな〈春の花〉が咲く日が待ち遠しく感じるのだ。極寒の日々に、耐えて、耐えて、耐えぬいた花ほど美しいものが、他にあるだろうか！。表面的に美しく感じる花は、いつの季節でも観ることが可能であろう。だが、表面的美しさだけではなく、内的美しさにある花を観ることができるのは、やはり、極寒に耐えぬき貫いた〈春の花〉である、と感じる私。ところで、精神界においても、極寒の日々に匹敵する環境に耐えぬき貫いた〈心の花〉ほど美しいものはないと、〈個〉の心が囁いている。
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3月