21 6月

〈低空飛行的人生〉でも〈今〉がある〈個〉!

飛行機に乗ったことがなくとも、いろいろな情報から以下のことは知っている人が多いだろう。飛行機が離陸して上昇して〈安定気流高度〉を目指してゆく。つまり、飛行機が乗客を安全性を維持させながら目的地までゆくために、一つには〈安定気流高度〉を目指すことが非常に重要になる。上記のことを踏まえて〈個〉の人生に変換して考える時、人生の〈安定気流高度〉を目指せたか、と言えば、むしろ、人生の離陸をしてから〈低空飛行的人生〉の連続であった、と言える。故に、〈個〉にとっての〈安全気流高度〉からは程遠いリスクの高い人生の遍歴である。だから、何かに衝突するのが通常であるが、何故か、衝突しても生命を失うことなく〈今〉があるのは、『在って在る』の成せる〈業〉であるとしか受けとめられない〈個〉である。その生命ある〈個〉が精神界で意味ある人生と意味ある取り組みを添えられてしあわせ以外に重ねる言葉かない。