6 12月

お互いの距離の取り方が精神界で生きる人たちにどのように影響してくるのかを一考する〈個〉】

精神界における我々にとって重要な課題があると思えてならない昨今である。それは、お互いの距離の取り方である。この距離の取り方は制度的支援にも影響が出てくる。本人の生活のしづらさの程度の高い人の次元では、お互いの距離の取り方で①「病気の回復」だけではなく②「日常生活の回復」の助けになる。そうでない自立・自律のレベルの高い人たちに対して、ひとつ間違えれば子供扱いとなる。〈個〉の統計的指摘になるが、まだまだ、上記の人たちのほうが多いようで、下記の人たちのほうが少ないと考える。私が前にする皆さんは自分が上記にあたるのか、下記にあたるのか、客観的判断ができる人は幸いだ。客観的判断とは、己と“向き合う”ことから逃げない人ができることである。