10 2月

精神医療を取りまく現状の一部を一考してみたい〈個〉の私!

福祉新聞(2020年1月13日付)に以下の内容が記載されていた。依存症の診療を医師の4割が拒否反応とあった。依存症患者自身が診療を拒否する以外に、理由はいろいろあるだろうが、専門的医療従事者が少ないとも言う。それに加えて、「労力の割に診療点数が少ない」等々と。何も、依存症の診療の問題だけではない。とにかく、国が本格的に精神医療に力を入れているのかどうか疑問視される現実がある。また、日常生活においては、上記の精神医療の中で、当事者が主治医の言う通りに服薬管理をしてないと聞く。日々の生活の中で生活のリズムをつくらないで、ゲームとかスマホに夢中になって、夜中まで時間を費やしていると聞く。更には、「回復」に繋がる取り組みをするのに、どうしたらいいのか判断がつかないで困っているとも聞く。そのような現状では、当事者の「回復」への〈希望の光〉が見えてこない。
私が前にする皆さんは、上記の指摘に対してどのようにうけとめるかな。真摯に取り組む主治医の受診を無駄にしないためにも、「回復」のためにも、一度、立ち止まり、じっくりと己のありようを見直す〈時〉と〈空間〉をつくっても良いのではないかと考える〈個〉である。