11 3月

精神界の次元で〈感情〉が奪われている一部分の現実を一考する!

私は、以前、みなさんに以下の話をしたことを想起する。それは、長期にわたって一回に大量の精神薬の服薬を余儀なくされた人たちが、自分の感情が奪われてしまっていたという一部分の現実があったことだ。
ある当事者は、私との面談の時に、➀「自分は泣きたくても泣けないし、涙がでないのが苦しい」と。また、➁「笑いたいのに笑えないのが苦しい」と。「自分でも、なぜそうなるか、わけがわからない」と訴えた。その話を聴いた瞬間は唖然としている私が存在した。しかし、20年弱の歳月がながれたが、私は、あきらず信じてきた。それは、必ずや、この人ならば、➀➁から解放されて、泣きたい時は涙を流して泣けるようになるし、笑い時は満面の笑顔で笑える日が必ず来ると。この人は、サワリの「理念」と現場の「理念」を心に刻み、我慢強くコツコツと取り組んだ。その結果、➀➁から解放されて、見事に感情を取り戻したのだ。