2 12月

新しい年を間近にして何を一考するのか!

新しい年を間近にして何かの〈欲望〉に嵌まったままの存在は、〈泥沼〉に足をとられ、〈泥沼〉の中に滑り落ちた存在と同じだ。その〈泥沼〉から脱け出すことは至難の業だ。私は、以下のように思うのだ。〈欲望〉と言う〈泥沼〉にはまったら、脱出不可能なのだと。
そして、本来は、精神界に持ち込めない〈欲望〉を断ち切るために、〈個〉の神学的テーマである『沈黙の神』の前で頭を深く垂れて謙虚な心をもってして、メタノイア(悔い改め)の領域に身をおくことしか術なしと。

特記事項:ギリシャ語の「メタノイア」→心の方向転換。