15 5月

「心の波紋」

私たちには、支え合い、助け合い、心とおもいをひとつにして協力し合い、難局を乗り越える人間の心の輪が求められる時がある。この行為は決して、自分を犠牲にすることではない。まさに、その逆である。自分がいかされ、意味ある人生が与えられる時となる。それを忘れた行為は上から目線となり、お節介となる。つまり、自己満足と自己完結の世界でおわる。むしろ、池に投げこまれたひとつの小さな捨て石が犠牲になるのではなく、水面に生じる波の模様を幾重にも、幾重にも、綺麗な輪を描いて広がる波紋のごとく、麗しく輝き光る心の波紋の輪が広がる時代が切実に求められていることを忘れないで生きてゆきたい私。