22 8月

「貧しい心…、貧しい人生」

人生を振り返る私。人の誠意に触れる『特別な時』が、いっぱい与えられてきた。それがなかったら、その出逢いがなかったら、今の私は存在しなかったといえる。
この歳になると、人のまごころが心のタンスの中を一杯にする。あふれんばかりである。
人間には、忘れることも赦されている。忘却の淵に捨て去ることも必要となる。人間が傷を癒し生きるために、それが時には大切になる。ただ、人の誠意を忘れ、軽んじることは人生を貧しくする。心も貧しくする。私たちは、いつもその人生の岐路にあることを自覚したい。

◎誠意⇒ごまかしのない、まじめな心。私欲を離れた正直な気持ち。まごころ。
◎岐路の意味⇒わかれ道。重大な選択を迫られる転機。