21 2月

「垣根取り除く賞賛の拍手」

一人芝居に幕がおりる。
数人の人生の背景を背負いながら、役を一人で演じるが、「私が私」を演じて幕おりる。
まさに、人生そのものではないか。
幕は演者の人生と観衆の人生の垣根となる。
いつしか静寂と沈黙にある垣根が取り除かれ、大いなる賞賛の拍手がわきおこる。
両者への人生の最高のプレゼントとなる。
「人生を表現する一人芝居におわりなし」。