2 8月

「糧となる過去」

66歳になろうとする私。過去にはもどれない。過去が糧(=生きてゆくためのささえとなり、うるおいとなるもの)になると解る歳となる。
昔、私は、油絵の具を使って絵を描いていた。この絵の具のいいところは、過去に描いた絵の上に何度も何度も色を重ねて厚みある絵を描くことができる。
プラス重量感と迫力感ある絵を描くことができるところである。
過去が糧にできる我々ならば、油絵の特徴にあるように細かいことにこだわることなく、重量感と迫力感ある厚みある人生が創造できる生き方ができると、私は信じている。
糧になる過去は大切にしていこう。それ以外は捨て去る術を身につけて、神のイメージの中で自然の摂理にゆだねようではないか。