2 7月

「土台の再考確認から新天地サワリアイランド実現へのワンステップ」

私が堺市内に引っ越して何年になるのか。その間、新たなる関係の創造におかれた世界でよく聞かされたことがある。
それは、この世界は積み重ねができないこと・・・積み重ねてきた取り組みも一瞬にして崩れ去ると言うことであった。
はじめは私もそうなのかなと思っていた。ところが、最近はそのように思わなくなってきている我に気づく。
その根拠は、たしかなる『総合的土台』の共有という積み重ねが一方ではあり、それが日々の取り組み、つまり、現場の視点から常に検証・総括的確認作業ができたからである。
さて、我々、社会福祉法人サワリの『総合的土台』とは、①病気の回復 ②人間性の回復 ③病識の回復である。
現場の「土台」としては、A.周りの人(隣人)を気にしないで取り組む。B.周りの人(隣人)と比べないで取り組む。C.「個」と「個」の特性を客観的に意識して、「良い点」を一つみつけてほめてあげることである。
前者と後者の「土台」は、常に連係しているが、先ほどもふれたが現場の視点から『総合的土台』にもどるという循環的共有を欠落させてはならない。
以上をもってして、新たなる新天地へとふたたび飛びたとうとする羽ばたく雛鳥である我々が、更なる幅をもたせてゆるぎのない「土台」を基礎に、躍動感あふれるクリエイティブな夢を実現してゆくエクレーシア(集まり)でありたいと祈る。