12 4月

精神界における己の人生の全肯定!

我、この歳になって思えば、無我夢中の渦の中で生きてきた人生であったと振り返る。その無我夢中の人生は、精神界においても無我夢中で、正直に告白すれば、後先のことを考えて取り組む余裕がなかったと言える。だが、〈個〉の無我夢中が、目に見えない爆発的エネルギーに変換されて、〈個〉の後ろから前に前進する〈沈黙の力〉となっていたと感じている。それが、己にとって待ったなしの突進型人生だったと考える〈今〉である。ただし、それが、精神界における己と隣人にとって、大いなる役割を果たすことになったと思う。誰が何と言おうとも、それが、己の現実的人生だと言えるのさ。そこに、関係する人たちの想いが〈個〉に届かない時もあったと思うが、そのように言い切りたい。そうでなければ「己の人生の全否定」となる。精神界の〈個々〉にめぐり出会って「己の人生の全否定」が逆転して、「己の人生の全肯定」となったのだ。ああ、後者のことを言い切ることを赦してくれる《沈黙の愛》の前で膝をおり、底知れぬ感謝の祈りに伏せる〈個〉の私。