9 4月

「身の丈にあった人生」

車で出かけることが多かった私が電車を利用して出かけることもふえてきた。
ある日…プラットフォームで電車を待っていた。杖を支えに歩く人が私の視界にはいってきた。私はその瞬間…介護用品販売かヘルパーの資格を修得する時か、どちらか忘れたが、その時に身の丈にあった杖の選び方を学んだことを思い出していた。杖一本とっても昔と違い、身の丈にあう杖をつくるために研究をかさね改善されてきた。杖は本来、それを必要とする人の日々の生活と人生を支える大切な用具である。しかし、昔は身の丈にあわない杖が使用されることが多かった。杖が支えにならず、その人の日々の生活と人生をおびやかすことになっていた。
さて、この日の風景を通して、心のキャンパスに描きたいものがうまれた。それは自分と隣人の身の丈にあう杖になれるような人生がクリエイティブに描かれることである。