4 7月

「自分の足を踏んでいた私」

静寂なる夜明け…、遠くに近くに静かにおもいを馳せる。
私には、自分が自分の足を踏んでいることに気づかず、人生を走り抜けようとしていた時代があった。
人間である私が『痛い』と感じる感覚さえ奪われていた存在であった。言い換えると、まわりの重圧やマイナスの価値観に自分を見失うほどに感じる心と、その人間存在の尊さに気づかなかった。
そんな時、ある出会いがあった。彼はそのような私に、人を憂うかのように『自分をいじめてはいけないよ…。』と優(人+憂)しく声をかけてくれた。
その一言が、まわりの重圧やマイナスの価値観からの解放を与え、それをプラスに変換する知恵を与えてくれた。私の人生の転換期となる。