22 11月

「心の芽」

私には日々、深まる想いがある。
それは、「自然にかえりたい」「自然にもどりたい」という祈りである。
私が私であるために自然に立ち返りたいという願いがある。
柔軟性がない頑なさは、不自然で自然の力に弱いものである。
自然の中で、泥水で育まれた草花はたくましい。根を大地にしっかりとはりつめて嵐に逆らうことなく、しなやかにゆらぐ力をもっている。
きれいな水で人工的に育まれた草花は美しくみえるが、自然の力に弱く淘汰されるかのように自然の中で消えていく。
泥水に育まれ、大地にしっかりと根をはり、ゆらぎの力に身をゆだね、自然の中で咲く草花のようにありたい私が『今』に生きている。
その中で、「自然にかえりたい」「自然にもどりたい」という心の芽が育ってきていると感じている。