11 9月

「『土のちり』で創造された神の物語」

人間は、老けていく中で萎えながら嘆く人生を歩むのか。
私はそのような暇な時間はないし、まして、そのような人生を決して選択することはない。
老けるとは何を意味するのか。それは、私とあなたの生き方に関係することである。いつか、人間を創造するために神がもちいた「土のちり」にかえっていくことを誰もが拒むことはできない。
古典中の古典の書には、神の創造のイメージのうちに「土のちりで人を造り」と記されている。土のちりで造られた人間が土のちりにかえるという自然なる摂理である。
しかし、それでおわる訳ではない。土のちりにかえる存在が栄養価高い堆肥となって、命ある者の生命を守り抜く大切な役割がある。
土のちりで創造された人間は素晴らしい。何故ならば、人間は召されても生きて役割を成し遂げる存在として創造されているからである。