12 9月

「強い印象を残すことになった訪問団の一人の質問内容」

昨日、正式には、『韓国社会復帰施設協会2013年日本海外研修』と言うことで韓国で応募したところ、多数のところからの希望があったが17名(精神に関係する施設の長にある方々。その中には精神科の医師が一名)が選ばれて日本視察団となった。
訪問先にも限りがあり、行政関係者から是非、NPO法人サワリが運営する就労継続支援B型(グレースハウス・ポケット)と共同生活介護(ケアホーム)を見学させてほしいと要請があり、17名の訪問団を受け入れた。訪問団が一番に願っていたのは、通所するみなさんとの交流であった。スタッフの話よりは、みなさんが取り組むありのままの姿と生の声に触れることを希望していた。その方が学ぶことが多いと考えたのであろう。
訪問団の一人の方の質問が強い印象的内容として、私の心に残った。それは、みなさんの取り組む姿を観て不思議に感じたのか次のような質問があった。
「今、取り組んでいるみなさんには、何故、こんなに『集中力』があるのですか。」
「『集中力』がある」と、訪問団の一人に印象づけたことこそが、まさに日頃、みんなで共有してきたこと「人のことを気にしない」「人と比較しない」「自分に集中する」という現場の成果であるとおもい、私の心が慰めに包まれ、みんなに感謝する心で一杯になった。
通所するみなさん。謙虚な心で自分を褒めてあげてあげよう。私は、訪問団の一人の方の質問が、みなさんのこれからの取り組みのエネルギーとなることを祈る。