10 2月

「針の穴を通るほどの人生」

我々は生きている。誰でもない私は生きている。あなたも生きている。それは、針の穴を通るほどの人生かも…。
本当に生きていて“よかったね”と心から言える人ほど、誰にも解らない辛苦のトンネルとなる暗闇を通り抜けていく人生かも知れないが、その先には、生きていて“よかったね”と言える「針の穴を通る」ほどの人生が待っている。
その存在と心の受け皿となる器が平等に与えられている。それは、あなたと私の想像力を超越する雄大で壮大なる器だよ。何人もその器を粗末にしたり、粗雑にしたり、破壊したりできないから安心してね。
最後に、古典中の古典の書には、次のようなことが記載されている。
「富んでいる者が神の国に入るよりは、ラクダが針の穴を通る方が、もっとやさしい。」
これが、誰が誰に向かって語った内容なのか。どんな文脈で使われているか。興味のある方は調べてみてくださいね。