17 2月

「とこしへからとこしへなる魂の道草」

因みに、「人生、いろいろ」という歌謡曲がある(1987年島倉千代子が発表したシングル。作詞:中山大三郎。作曲:浜口庫之助である)。
我々の人生もまさにいろいろである。「道草を食う」ばかりで話にならない我々の限界とその時々もあるのだが、最近、私の知ってる方々が召されたという知らせがよく届く。
そのひとり一人の人生を尊敬の花添えて想起する。本筋、つまり、一般化されない「個」の選択筋から離れないで、小さな事からコツコツと“まことなる”を積み上げた人生を生き抜いた人達だなぁ~としみじみとおもいながら、我が身を振り返る。我々を生き返させるとこしへから、とこしへなる魂の旅路は道草をしていくのだろうか。
古典中の古典の書、詩篇には次の一節がある。
「…わたしには、何も欠けることがない。…私を青草の原に休ませ、憩いの水のほとりに伴い魂を生き返させてくださる。」

◎「道草を食う」⇒目的地に行く途中で他の物事にかかわって時間を費やす。また、本筋から離れて無駄な時間を費やす。