28 2月

「生と死の優先道の差異が私のテーマ」

私には、人間が歳重ねる度に死に向かって、「今ここ」に生きているという哲学的人生観を持ち合わせていない。
歳重ねる度に「今ここ」に、と表現する瞬間的脳内メカニズムの働きの連続の中で、「個」の命が常に新しく誕生する生の存在感を感じる私。
故に、「個」の固有な死の優先道は、「今ここ」になく、むしろ、「個」の固有な命の優先道が「今ここ」にあり、「個」と「個」の間に誕生する「個」の固有な生+命=生命がとこしえへと自然の静寂の中で流れていくのを描くのが、私の人生のテーマである。