7 4月

「過去から現実的現場をかえりみる」

我々が「精神障碍者」に関して、中世ヨーロッパのキリスト教圏に目を向ける時、過酷な歴史を相起する。
それは13世紀頃から18世紀頃にまで及ぶ「精神障碍者」に対する「魔女狩り」という迫害である。ほとんどの関係者が周知するところである。
過去から現代において、日本はどうであろうか。ハンセン病に位置づけられた人達の歴史的事実を垣間見る時、「人間とはなにか」を考えさせられる。
我々の世界もその延長線上にあると考えられる。
仮想現実のゲームにある我々は、「現実的現場の視点」に常に身をおくことが求められていることを忘れてはならない。
私はそこに生き方を見出だしていきたいと切に願う。