3 10月

「小鳥たちと共に祈る朝」

人間にとって、一番悲惨なことは何ですかと質問されたら、「個」の人、あなたはどのように答えるのだろうか。
私は、次のように答えるであろう。まずは、人間が「個」として、与えられし人生の終焉を迎えて召されていくことが、一番悲惨なことではないということだ。それよりも、この世にあって、すべての領域における人間関係と地域社会関係の「絆」が絶ちきられることが一番悲惨なことである。
いやいや、更なる悲惨なことがある。
それは、我が心と心の「絆」が絶ちきられていくことを感じながらも、どうすることもできずに、人間としての心を見失っていくことである。
我がもとに集まる小鳥たちよ。
我と共にあり、祈っておくれ。人間として生きるための「絆」の回復を…