23 10月

「『個』の『違い』の本質的意味」

私が在日として、この歳になるまで、「違い」が受け入れがたい価値観の中で生きてきた「個」の一人である。
他の人を気にして、自分を積極的に表現しないで、他の人と合わせることが美徳とされてきた日本文化。
「祭りだ。祭りだ。御神輿かついでワッショイ!!ワッショイ!!」(韓国語のワッソからきた言葉と言われている。一度確認してみてください。)
ところが、「御神輿かつぐのやぁ~めた」と表現した途端に村八分の日本文化とも言い換えることができるだろう。
しかし、実は、「個」と「個」の「違い」こそが、マイナスではなく、互いの個性を尊重しあう共同体づくりにはとても大切で、プラスの面が多いことに気づく時、いかに自分が束縛された「和」の勘違いの文化の中で育まれてきたかを実感する。
私は、次のようなパラドックス的価値観で表現してみたい。
「『違い』というマイナスこそが、生きるエネルギー」