28 4月

「愛の園に立ち返る個々でありたい」

アダムとイヴが衣を身につけて、自らのありのままの姿の一部を隠すところから罪と誘惑の別世界に踏み込むことになり、愛の園からの追放となる物語が、聖書に記載されている。ここには、愛の園から切り離された人類の回復への路がどこにあるのかと謂う遠大なるテーマが含まれている。
上記の内容が、以下のような示唆的内容を含んでいると思えてならない「個」である。現代にあって、特徴的な小宇宙に生かされる我々が、如何に、余分な心の衣を脱ぎ捨て、ありのままに逆らうことなく、ありのままの姿で今に生かされていると謂う証ができる生き方が選択・決断できるのか。それとも、できない生き方の境界線上での綱渡り人生であるのか。そこに人生の別れ路がある。「個々」が、あきらめることなく、愛・勇気・希望・夢を棄てないで、すでに与えられし愛の園に気付き、そこに立ち返ろうではないか。