15 10月

「計り知れない人間の心」

週末に三重県に出かけていた。
ひとつの情報が入った。台風が接近しているということだった。私には、情報源がないから助かった。私がいたところは、夕方にかけてだんだんと風が強くなってきた。台風が接近している感じだ。
そこを離れ、堺市内にもどるタイミングを考えていた。物事を直感的に感じ取る私の心がうごいた。よし、今だ。車を走らせ大阪方面インターに向かう決断をする。
車を走らせていたら、途中で地元の消防団のような方に車を止められた。この先は道路が台風の影響で遮断されているから、迂回して他の道を通るように指示をされた。やはり、台風の影響をすでに受けていた。ナビに頼りながら走ったが、山道に入り、道に迷った。現状に動揺しないという決意で咄嗟に二度目の決断をする。ナビに入れた住所を変更して車を走らせたら、大阪方面のインターに向かう道路に出た。時間もかからず、うまくインターにたどり着き帰路ついた。私の心は安堵していたが、地元の状況が気になっていた。いつものようにプラスにうけとめ、信じる心を自分にそえた。
そのあと、地元でお世話になっている方に台風の影響を聞いた。自分も今までの人生の中で体験したことのない、危機感を感じたと語ってくれた。後1時間暴風雨が続いたら、裏山が崩れてくるのではないか…そのように語ってくれた。そんな暴風雨の中、私が、今、手がけている場所が心配になり息子さんと一緒に見に行ってくれたようだ。それを聞いた私は、人の心の計り知れない愛とやさしさをあらためて深く感じた。「言葉」では、伝えきれない感謝の心を「言葉」をしぼって伝えた。
また、私の人生をプラスにかえる出会いになると感じながら、その方の話を聞いていた。