16 10月

「仮想と現実の境界線に生きる」

人間が人間として生きているとは、何をもってして言えるのかと私は考える。
自分だけの世界で自己満足・自己完結して、生活しているとするならば、それは人間としての生きる世界ではなく、異次元の世界であり、現実離れした未熟な私の世界である。
私たちの世界では、生活のリズムがとても大切であり、つまり、自然の摂理を崩して、現実にないのにあるかのような仮想の世界の中で、自分を遊ばせたり、よろこばせるのはリスクが高く喜ばしいことではない。人間性の回復や病気の回復にならない。自分の生きる姿を確認するためには、生活のリズムや人間関係を疎かにしないで、大切にすることである。
自分が自分であられる。つまり、『私が私』であることの大切さを勘違いしないでほしい。
もう一度伝えたい。『私が私』であるとは、仮想現実の虜になり、自分を甘えさせることではない。自分が自分と向き合い現実に生きて自立(自律)することである。