11 6月

「『人は人の下に下をつくることなかれ』」

「いじめ」と「虐待」が大変な社会問題となっている。
人間には、自分のストレスや不満を下へ下へと向けていく傾向がある。つまり、「弱者へ弱者へ(下へ下へ)」とそれを向けていく社会構造が再び構築されようとしている。
それは、心がますます荒んでいく時代がふたたび来ていることを意味することである。
私の人生の遍歴と歴史を想起して、それに心が痛み疼きはじめる。
はやく次の内容等に気づいてほしいと願い込めて伝えたい。
1.いじめる側にある自分自身が「弱者」(下)に位置づけられている。平等ではないこと。
2.いじめる側にある自分が自分を「いじめる」ことにつながっている。
3.人間関係の創造の中で「人は人の下に人をつくる」。それが歴史教育の中でなされ社会が構成されている。
4.この世の権力者がストレスや不満を自分達に向けてこないように社会構造の中に人間関係の上下のシステムをつくった。
私は、上記の内容などが病気の回復や人間性の回復に影響するだけではなく、社会が「病膏肓に入る」ようなことにならないように上記の1、2、3、4の内容等を心に刻み自分の生き方を模索したい。