15 10月

「我々の取り組みは『バベルの塔』を築くことではない」

我々が、障碍(しょうがい)先にありきではなく、人間として生きていくために、どの領域においても自己責任が伴う自立(プラス自律)と人間性の回復が求められいる。
更には、日々の我々の取り組みは、この世の価値観を乗り越えていく、それ以上の価値観をあらたに誕生させるためのチャレンジであり、また、その裏付けとなる弱者と位置付けられた隣人への愛が土台となる人生を築いてゆこうとする深く広く、そして、高い理念の実践である。
上記の内容が土台とならないかぎり、我々一人一人が、我を忘れた勘違いと勝手なふくらましが頭の中ではじまり、ストッパーがなくなってしまう。
それに加えて、自分の過剰評価と甘えが先行して、客観的取り組みとなる弱者への愛のトレーニングが置き去りにされた二人三脚を招く。
それは、古代の『バベルの塔』を築こうとした人間の傲慢な象徴的姿と同じである。