29 1月

「混合コンプレックスの裏返しからの解放」

人間は何故、これほどまでに自己絶対化と自己顕示欲が強い傾向にあるのか。自己防衛なのか。しかし、現実には自己防衛になっていない。
私は、以下のように捉えている。一言で表現すれば、エゴの相対化と自己アイデンティティーの相対化ができないことである。
表現を換えれば、自己と他者の境界線の区別がつかず、自己コンプレックスと他者コンプレックスの混合コンプレッスの裏返しである。
隣人を気にしたり、隣人と自分を比べて境界線の区別がつかない混合コンプレックスは、ストレスと疲労感を高める可能性があるので要注意が必要である。
それだけではない。わたしたちの世界では、混合コンプレックスの裏返しが、「病気の回復」と「人間性回復」、更には、「病識の回復」への道を閉ざすことになる。
また、豊かな人間性と可能なる創造性がなくなり、指示系統回路が必要な頑固なロボット人間になってしまう。だから、要注意に要注意を重ねて、取り組むことがもとめられている。